結論は
丁寧に扱う。
手入れをする。
そして、
複数のカバンを必要に応じて使い分けることです。
結果、他のカバンは休ませておくことができ、全体で長期に渡ってお使い頂けることになります。
当然のことと言えば当然ですが、1つのカバンのみを使い続けると早く痛みます。
単に長時間使用しているということもありますが、カバンの容量より多すぎたり、少なすぎたりすることもあるためです。
丁寧に
帆布のカバンは、細かいことを気にせガシガシ使えるのが魅力ですが、そんな帆布カバンも、丁寧に扱われている製品は何年経ってもキレイです。
手入れを
特に革パーツの使ってある製品の革部分に保革油を。
金具(ナスカン)は、可動部(首部分)が金属同士で擦れて減り、減りすぎると抜けるので、ベタつかない程度に油をさします。
帆布生地はブラッシングやコロコロでホコリを落とします。
濡れた場合はタオルなどで軽く叩いて湿気を取り、風通りのいい場所で陰干します。
(叩くのは、生地を擦ると色が剥げ、濃い色は白ボケになる可能性があるためです。)
必要に応じてカバンを変えましょう
① 内容量に応じて
カバンを、持つ量に応じて変えることが望ましいです。
内容量はカバン容量の7〜8割程度で使うのが良いと思います。
少ないと型崩れします。
特に当店の9号帆布の四角くカタチが決まっているカバンは、内容量が少ないと潰れてしまいます。
この点はカタチが丸いカバンの方が型くずれはあまり気になりません。
一方、多すぎの場合、口元がファスナーのバッグでは、特にファスナーのテープ部分に負担がかかり、たびたび多い状態で使っていると、やがてテープが切れて修理が必要になります。
お客様がお使いのGOZI帆布製品で、最も多いカバンの修理はファスナーの交換です。
日頃の使用状況を伺うと、やはり荷物の詰め過ぎで無理をしています。
② 使うシーンに合わせて
ビジネス、通勤、日常、カジュアル、イベント、旅行、買い物など。
少々面倒ですが、使うシーンに合わせてカバンを選びましょう。
インナーポーチ、バッグインバッグを活用して、簡単にバッグの引っ越しができるようにすると、入れ替えの負担が減り、インナーに必要なものを入れておけば入れ替え忘れの心配もなくなります。
カバンの形状でも
カバンはカドやフチから擦れて傷んでいきます。
四角いカチッとしたカタチはA4などサイズが決まったものは収まりが良く、使いやすいカタチですが、知らず知らずのうちに角を擦っています。
特に書類などで重くなるカバンは、痛み易い傾向です。
カドのあるカバンを持つときや置くときには、少しカドの存在を意識して他のものと触らないようにすると良いでしょう。
底やマチ部分が丸い、カドの無いタイプのバッグは使い込んでも目立った痛みは少ない印象です。
カバンを保管するときは
お手入れをした後に
ブログ参照
https://gozihanpu.com/keep-bag/
カバンを長持ちさせるには まとめ
◉ 丁寧に扱い、お手入れをしましょう。
◉ 必要に応じて必要な大きさのかばんを、内容量やシーンに合わせて使いましょう。
◉ 特にファスナーのカバンは、ファスナーに負担がかかるほど詰め込まないように。
◉ 四角いカバンで書類など重いものを運ぶときには、底の四隅が擦れやすいので気をつけて。
よりよいエイジングを。
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