釜と針の調整が適正で、針も新品。
針棒のガタも無いのに糸飛びがある場合、針棒の曲がりがあるかもしれません。
針棒の曲がりの点検要領をJUKI DSU-144N 厚物用上下送りミシンで解説します。
ただし
針棒抱きのネジを緩めるともとに戻せなくなる可能性があるため、自身で針と釜の調整ができる方に限ります。
目次
針棒曲がりの点検
● 説明のパーツ名はJUKIパーツリストのカタカナ表記でしています。
新品の針を取り付けます。
ハリボウ周辺のオクリ足、オサエ足を取り外します。
ハリの先端を針穴まで下ろし、先端が穴のどの位置にあるか確認します。
写真を撮って比べれば分かりやすいです。
先端の位置を確認したら針を最下点まで下ろします。
メンイタのゴムのトメセンを外します。
中にハリボウダキのネジが見えます。
ネジを緩めます。
ハズミグルマで針を針板の位置まで上げハリボウを180°回します。
針の先端の位置が最初の位置とズレていないか確認します。
ズレていればハリボウは曲がっています。
上のやり方で分かりにくいときには
ハリイタにガムテープを貼ります。
ハリボウダキのネジを緩めたまま、針をガムテープに微かにさわる位置まで下ろします。
この状態でハリボウを回転させ針の先端の一点がズレればハリボウは曲がっています。
以上、ハリボウが曲がっているようなら下記リンク記事で交換方法を解説しています。
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