帆布でカバンを作ってみたい。
でも、今までミシンを使ったこともなく、独学でもかばんって作れるものなのだろうか?
にGoziが答えます。
帆布カバンは独学でも作れます
GOZI帆布の店主でもあるこのブログを書いているGoziは、カバン作りを習ったことが一切無く、全て実際に製品を作りながら覚えました。
コツはできるできないを考えずに、とにかく作りたいと思ったものを作ろうとすることです。
Goziが独学でカバン作りを初めたわけ
想像することが好き
想像したら試したくなります。
例えば、車の仕事をしていたときもそうでしたが、アイデアが思いつけば製作し、実際に試して違いを見るなど、常にどうすれば自分の思ったようになるのか考えていました。
やってみて、違いをみて、また想像して試しての繰り返し。
正解なんか無いかもしれないけど、想像以上でも以下でも、やってみたことに少しでも変化を感じられたら嬉しいし、また次を試したくなります。
思えば小学校の頃、オリガミの飛行機をどうすればよく飛ぶようになるのかを夢中で試行錯誤しながら作っていたことを思い出します。
想像したものを現実に試したいという好奇心が、かばん作りにも生かされています。
作ることが好き
上記と被りますが、試してみたい=作ってみたいですね。
かばん作りを始めたのもまさにコレです。
30才半ばで、カバンを作れるのか試してみたいと思ってしまったことが今につながっています。
この記事を読んでいる人も作ることが大好きで「試してみたい=作ってみたい」人ではないでしょうか?
自分にしかできない
同じテーマでカバンを作るにしても、10人いれば出来上がるものは同じにはなりません。
誰でも、カバンを作り出せば、自分にしかできないアイデアとデザインがあると思います。
それは唯一無二のものです。
私Goziはこのカバン作りを始める前、いろいろな仕事がある中で、自分にしかできない世間の役に立つことがあるんじゃないかと、ずっと思っていました。
そして発想をカタチにできる自分にしかできないと思える仕事を見つけることができました。
製品を作るときにはいつもこの「自分にしかできないアイデアとデザインは必ず誰かの役に立つ」との思いで制作しています。
独学でカバン作りをするときの6つの心得
1.魔法なんて無い
2.外に求めない、全て自身の中から
3.人の価値観に合わせない
4.価値がある
5.とにかくやってみる
6.常識に囚われ無い
1.魔法なんて無い(技術)
カバン作りになにか特別なコツがあり、それが無いと作れないと思っていませんか?
製品作りに都合の良い魔法なんて有りません。
カバン教室に通っても、就職して職人になったとしても、とたんに製品が作れるようにはなりません。
上達のコツは、ただひたむきに作って作って、失敗してスキルを磨くのです。
でも、そのコツコツと磨いたスキルは、初心者の頃の自分からすれば魔法のようなものですね。
2.外に求めない、全て自身の中から(デザイン・アイデア)
デザインやアイデアは、外に求めなくても、今までの経験の蓄積で自身を見つめれば出てきます。
まだカバンを作ったことが無くてもです。
自分の中を探せば出てくるので製作することができます。
但し、そのモノを作り出すキッカケはお客様や知人の声や流行りなど外からやってきたりします。
Goziも新作を製作するにあたり、参考にカバンの本やインターネットで製作テーマに近いカバンを見たりすることはありますが、結局デザインやアイデアは自分の頭の中から出てきたものです。
私はカバン製作を始めるまでカバンには全く興味が有りませんでした。
カバン好きな人の100分の1のかけらもカバンに対する知識が無かったのですが、それでも自分の作りたいデザインとアイデアで製作することができています。
お前が特別で、もともとそういう才能があったのだろうと思うかもしれませんが、そうではありません。
この記事に書いていることを実践しているだけです。
3.人の価値観に合わせない(製品)
製品を価格で見る人、デザインで見る人、機能で見る人、価値観は人それぞれ。
誰かが良いと言う物、例えば有名人や売れているものが良いものと思っていませんか?
自分にとって良いとはならないように、万人に好かれるモノは無いのです。
価値観は自分だけのもの。だけど人の為に作る。
個性的な製品には、少数であっても熱狂的なファンがついたりします。
本質的な使いやすさや機能性は必要ですが、自分が作りたいモノを作れば良いのです。
製作したら多くの人に見てもらいましょう。必ず良いと言ってくれる人が現れます。
4.価値がある(作品販売)
自分には価値があると思うことです。
自分=作品です。
作品=独自性です。
価値は値段ではありません。
誰にも認められなくたって、渾身を込めて製作した作品は尊いです。
商品を販売するとき、価値が無いと思うと消極的になってしまいます。
独自性のある製品に価値がある思ってくれる人は必ずいるので、作品は堂々とアピールしましょう。
5.とにかくやってみる(製作)
グズグズしているヒマはありません。
時間はあっという間に過ぎ去ります。
遅いなんてこともありません。
私Goziもカバンを作り始めたのは36才のとき。
仮にこれが40才でも50才でも始めたでしょう。
何でも思いついたらとにかくやってみることです。
やってみてダメだと思ったら次へ。
コレだと思ったらとことんのめり込むと更に楽しい。
6.常識に囚われ無い
カバンとはこういうもの。
トートバッグとはこうあるべき。など固定観念はありませんか?
学ぶことに関しても必ず人に教えてもらわなければならないと思っていませんか?
製作方法も、自分なりの最良だと思う方法で精度を高めていけばOKです。
思い切って自分のワクワクした気持ちで作り初めてみましょう。
固定観念という小さな池の堤を取り除けば大海原です。
正解なんて無い。
とにかくひらめいたらカタチにするだけです。
自分で考えても一向に解決しないとき。
また自分一人の考えでは限界を感じることがあるなど、どうしようもなくなったときには、人に教えてもらうという手もあります。
教室に通う他、カバンを作っている人に相談しても良いと思います。
まとめ
カバンを作ろうとしたときに、技術が無い、ノウハウが無い、経験が無いなど、無いことばかり考えると不安になり、独学での製作は無理のように思いますが、あえてそちらに意識を向けず、ワクワクして作りたいモノに意識を向けると、その「デザインとアイデアを現実にしたい」という思いに引っ張られ、夢中で製作していれば作品は目の前に現れます。
製品製作はその繰り返し。
先ずは自分が使う簡単なモノから製作してみてね。
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