帆布カバンの作り方 10のステップ Goziの帆布カバン教室 ステップ①

ふと、帆布でカバンを作ってみたいなーと思ってこのブログを見つけたあなた。
独学でカバン作りを仕事にしたGOZI帆布店主のGoziが、これまでの経験を基に制作方法を解説していきますよー。

帆布のかばんを作りましょう

● アイデアをカタチに


今までこの世に無かった、自分の頭の中だけに有ったもの。
それを現実に出現させ、それが誰かのお役に立てるかも知れない。

自分の制作意欲を満たし、収入を得て人に喜んでもらえる。
誰もが幸せなら、自分にとってこんな素晴らしい仕事は無い。

私Goziはこんなふうに思って制作を始め、生業としました。

よくモノ作りで技術が無いからできない。作り方を学んでからじゃないと制作できないという方は多いと思います、が逆です。

先ずアイデア(思い)が先にあり、技術はアイデア(思い)を実現させる手段です。

この頭の中にあるアイデアをどうやって実現させるのか?
どうしてもこの世に生み出したい。

その思いが原動力となり技術を向上させていきます。

最初は簡単なもので構いません。
とにかく頭の中に出てきたものを作ることです。

このブログでのカバン教室は、そんなふうに独自で制作してきたGoziが、カバンを作りたい、興味があるという人に向けて頭の中にあるアイデアをカタチにするお手伝いができたらという思いで書いていきます。

● ミシンを手に入れる


カバンを作りたいと思ったとき、まずやることはミシンを手元に置くことです。

革製品など手縫いで行うものもありますが、帆布を含め布地での制作はミシンが絶対必要になってきます。

初めは厚物用でなくても自宅に家庭用があれば、できればそのミシンに付けられる一番太い針と糸で。

無ければ有る針と糸で構いません。最初は布は何でも良いから縫って見ることです。

そして布をカタチにしてみます。

ワクワクしますか?

ワクワクしたら厚物を縫えるミシンを手に入れましょう。

今まで家庭用ミシンで制作している人にも、制作の幅が広がる厚物用ミシンはカバン作りの必須アイテムです。
(この後の記事「カバン作りで必要なミシン」で紹介します)

● カバン制作を学ぶには


ミシンを手に入れたら作り方を覚えます。

方法は自分で作りながら覚えるか、カバン教室に通うかです。

自分が良いと思う方法で。

どちらにしてもとにかく沢山作って覚えましょう。

もし自分で作っていて行き詰まったら教室に通うのも良いでしょう。

以下、Goziが思うそれぞれのメリット、デメリット。

◎ 独学のメリット

・考えながら自分で解決

・発見すること、それが楽しい

・少しずつ学んで成長していける

・良くも悪くも全て自分の考えで決める

・ ゆっくり身になる

☓ 独学のデメリット

・困ったときに相談できない

・解決するまでの時間がかかる

・孤独でもある

◎ 教室のメリット

・知らなかったことが分かり知識が増える

・知りたいことへの答えがすぐ分かる

・色々な制作方法やアドバイスがもらえる

・同じ目的の仲間がいる  それが励みになる

・ 困ったときに相談できる

・人脈で仕事に繋がるかも

☓ 教室のデメリット

・通わなければならない

・お金がかかる

縫製工場やカバンの制作をしているお店が職人を募集していれば、就職という手も。

● 帆布という素材で遊びましょう


世の中、化学繊維のナイロンやポリエステル、天然素材の革や帆布など色々な素材のカバンがあります。

その中でも植物系天然素材の綿帆布(一部麻や天然素材では無いものもある)は使い込むほどに味になる、天然素材ならではの良さがあります。

しかしながら、帆布のカバンは一般的に革のカバンと比べて安価なイメージがあります。大量生産しやすく雑誌の付録になったりします。

実際に素材のみを比べれば確かに革の方が高価ですが、帆布製品をきちんと丁寧に作れば、手間は革製品と同等か、それ以上だと思います。

だけど
布製品は、手間のをかけても価格を付けられないということもあるのでしょうか。

トートバッグのデザインにしても誰でも思い浮かべる形とか、ショルダーバッグでもほぼ似たような形が多いです。

私は帆布という素材で作る製品は、もっともっとデザインの可能性があると思っています。

良い製品を作れば、たとえ高価であっても分かってくれる人がいると信じて制作しています。

このブログでは、帆布のカバンが作りたいと思っている人に、もっと自由に色々な表現で帆布を楽しむためのGoziのデザインのコツや制作方法を公開します。
(但し、自由と言っても自分で決めたテーマに沿った自由です。)

ステップ①のおわりに


私Goziはカバン店で修行したとか、カバン教室で作り方を学んだということが一切無く、全て自分で作りながら覚えてきたため、教室や他の工房と作り方や考え方が違うかもしれません。

しかし、職業として制作してきたモノ作りの経験はあります。

文字でどこまで伝わるかわかりませんが、帆布カバンの他、色々な生地や革カバンなど、制作する人のモノ作りの参考になればと思っています。




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